嶺整形外科クリニックは横浜市鶴見区で、骨折、打撲、捻挫、脱臼などの整形外科領域の疾患を中心に診療しております。

医療法人社団三朋会 嶺 整形外科クリニック

診療時間

診療時間
午前 9:00 - 12:00××
午後 3:00 - 7:00××

※受付は 午前 8:40~、午後 2:40~
開始致します。
※お手数ですが、診察をお受けになる方は、午前は 11:30、午後は 6:30 までにお越しください。
※未成年の方の受診は保護者同伴が原則です。

※基本的に第三日曜日は休日診療を行っております。
※休日診療午前9:00~12:00とさせていただきます。

休日診療について

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医院概要

嶺 整形外科クリニック
〒230-0051
神奈川県横浜市鶴見区鶴見中央1-6-8
ドメスティックプラザ鶴見Ⅱ 2階
TEL:045-508-7710

アクセス

・京浜東北線「鶴見駅」より徒歩4分
・京急本線「京急鶴見駅」より徒歩3分

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サポート情報

痛風・高尿酸血症の方へ

痛風・高尿酸血症といわれたら食生活を見直しましょう

高尿酸血症とは・・・
高尿酸血症とは、血中の尿酸濃度が高くなった状態の事をいいます。尿酸の結晶である尿酸塩が関節などにたまると「痛風発作」といわれる激しい痛みを伴う炎症発作を起こすことがあります。
痛風の背景には持続する高尿酸血症があります。この事から高尿酸血症の診断基準が以下のように定められています。

高尿酸血症の定義

正常血清尿酸値 7.0mg/dL以下(年齢性別を問わず)
高尿酸血症血清尿酸値 7.0mg/dLを超える場合(年齢性別を問わず)

(日本痛風・核酸代謝学会編「高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン(第2版)」、メディカルビュー社、2010年、付録表より算出)

原因は・・・
血液中に尿酸が増える原因は、次のように考えられています。

  1. 尿酸が体内で多く産生される
    先天性の代謝異常、造血器疾患、無酸素運動、アルコール過剰、食事、肥満など
  2. 尿酸の排泄が悪い
    遺伝的体質、無酸素運動、脱水、アルコール過剰、肥満、腎不全など
  3. 1と2の両方

放置すると・・・
尿酸値が高い人は、痛風だけでなくさまざまな病気を合併するとみられています。

治療方法・・・
治療は、投薬でのコントロール中心になりますが、生活習慣の見直しを行うことも大切です。

  1. 肥満を解消する
  2. 尿酸を増やさない食生活にする
  3. 水分をよくとる
  4. 飲酒をひかえる
  5. 激しい運動は避け、適度な有酸素運動をする
プリン体も大事ですが、バランスのよい食生活を心がけましょう

ポイント1 バランスの良い食事をとりましょう
肥満対策や健康維持のために、栄養バランスのよい食生活を送ることが重要です。

主食
ごはん、パン、麺類を毎食適量。夜遅くにはひかえめに
主菜
魚介類、肉類、卵、大豆・大豆製品をメインにしたおかずは1品
副菜
野菜、海藻、きのこ、芋、豆類などのおかずは2品以上揃えましょう
汁物
塩分のとりすぎ防止のために、1日1杯を原則にしましょう
油脂類
揚げ物やマヨネーズを使用した品など、油を使った料理は毎食1品までにしましょう
間食
果物や乳製品など、日頃摂っていないものがあれば間食で摂りましょう

ポイント2 水分補給はしっかりと行いましょう
尿酸を排泄するために、水分をしっかりとって尿量を増やしましょう。1日の尿量が2000mL以上が目安になります。

ポイント3 お酒はひかえましょう
アルコール自体に肝臓での尿酸産生の亢進と、腎臓での排泄を低下させる作用があります。
適量の範囲で飲んでいて尿酸値が高い場合は、週に1~2日休肝日を作るようにしましょう。
●1日のアルコールの適量
ビールロング缶(500mL) 1本
日本酒 1合
ワイン 1/3本
ウィスキーシングル 2杯

ポイント4 プリン体をとりすぎないようにしましょう
尿酸値の上昇は、食事よりも体内での合成や排泄の影響の方が大きいことが明らかになってきました。しかし、プリン体の多いものは連続して大量に摂取しないようにしましょう。
大正エビ100g(5尾程度)=273mg
鶏レバー70g(焼き鳥2本分)=219g
豚レバー70g(レバニラ炒め1人前)=199g
鶏レバー70g(レバニラ炒め1人前)=154g
かつお100g(刺身5切れ)=211mg
アンコウ肝酒蒸し50g(1人前)=200mg
さんま干物75g(1尾)=157mg
マイワシ丸干し60g(2尾)=183mg

尿酸の原料「プリン体」とは?
プリン体は、DNA(デオキシリボ核酸)やRNA(リボ核酸)といった細胞の核の中にある核酸などを構成する成分です。科学構造上プリン環という骨格を持つ「プリン」といいいます。
プリン体は体内で分解・代謝されると、最終的に尿酸という形で排泄されます。尿酸はそれ以上分解されませんので体にたまると痛風の原因となります。

メタボリックシンドロームと高尿酸血症
内臓に脂肪がたまる肥満に加え、血糖や血圧、血中脂質が2つ以上基準値を超えるとメタボリックシンドロームと診断されます。メタボリックシンドロームは高尿酸血症が合併しやすく、実際に高尿酸血症の人の8割が、肥満、高血圧、脂質異常(高脂血症)、高血糖などの生活習慣病を患っているという報告があります。
高尿酸血症は、脳卒中や心筋梗塞などの心血管系疾患の危険因子になりうるとの見方もありますので、肥満であれば早めに解消し、尿酸値を低めに保つようにしましょう。

肥満の原因、こころあたりはありませんか?
甘いもの、スナック類のとりすぎ
アルコールのとりすぎ
野菜や海藻、きのこが不十分
外食が多い
脂肪の多い食品のとりすぎ
食事の時間が不規則
早食い傾向である

思い当たれば、今日から気をつけたいものです。

食事療法Q&A

Q1 仕事で晩御飯が遅くなりがちですが、その際の晩酌が楽しみです。これはダメですか?
A 肥満やアルコール摂取は尿酸値を上昇させる要因になりますので、夜遅くの飲食は避けたいです。帰りが遅くなってしまうときは、途中でおにぎりやうどんのような主食を食べ、帰宅後に主菜と副菜を食べるようにしてみてはいかがでしょうか。
お酒に関しては休肝日を設けるなど、量を減らすことから始めましょう。

Q2 牛乳を水代わりによく飲みますが尿酸値への影響はありますか?
A プリン体は牛乳にほとんど含まれていませんので、直接の影響は少ないです。
しかし、牛乳はたんぱく質や糖質、脂肪分も含んでいますので、飲みすぎは肥満や高コレステロール血症などの原因になりかねません。
水分は主に水やお茶で補給し、牛乳を飲む量は1日200mL程度にしましょう。

Q3 たくさん野菜類を食べるコツはありますか?
A 野菜や海藻は毎食100g以上は食べるようにするのが理想です。量を確保するコツは加熱することです。特に葉野菜類は加熱でかさを大きく減らすことができます。その他の方法としては、スープ煮をつくったり、すぐ食べられる生野菜を常備しておくといった方法があります。

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